
Noto Serif JP
GoogleとAdobeが共同開発した最も多く使われている明朝体フォント。美しく洗練されたデザインで可読性が高い。
GoogleとAdobeが共同開発した最も多く使われている明朝体フォント。美しく洗練されたデザインで可読性が高い。
項目 | 内容 |
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価格 | 無料 |
フォントスタイル | 明朝体 |
Has Ot | あり |
ファイル形式 | TTF, OTF, WOFF, WOFF2 |
利用可能ウェイト数 | 7 |
Languages | 日本語 |
Providers | Googleフォント, Adobeフォント |
Is Variable | なし |
項目 | 内容 |
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開発元 | GoogleとAdobe(株式会社イワタなどの協力) |
リリース年 | 2017年4月 |
由来 | “No Tofu”(文字化けの"豆腐"が表示されないように) |
フォント種類 | 明朝体(セリフ体) |
ウェイト数 | 7種類(ExtraLight、Light、Regular、Medium、SemiBold、Bold、Black) |
収録文字 | 漢字(JIS第一水準・第二水準)、ひらがな、カタカナ、アルファベット、数字など |
ライセンス | SIL Open Font License 1.1(商用利用可能) |
対応OS | Windows、Mac OS |
フォント形式 | OpenType |
Noto Serif JPは、GoogleとAdobeが共同開発した日本語明朝体フォントで、美しく洗練されたデザインながら高い可読性を持つフォントです。
Noto Sans JPの明朝体バージョンとして開発されたNoto Serif JPは、「すべての言語をサポートする」というNotoプロジェクトの理念に基づいています。日本語フォントとしては珍しく7種類の豊富なウェイトを持ち、デザインの幅を広げることができます。
Noto Serif JPは文字サイズが小さくても読みやすく設計されており、長文での利用にも適しています。美しい明朝体のデザインでありながら、やや丸みを帯びた親しみやすい印象も特徴です。このバランスの良さから、様々なデザインプロジェクトで重宝されています。
SILオープンフォントライセンスで提供されているため、商用・非商用を問わず無料で利用できます。また、Webフォントとしても利用可能で、ウェブサイトやアプリのデザインにも幅広く活用されています。
Noto Serif JPはその汎用性の高さから、様々な場面で活躍します。
書籍やマガジン、論文など長文で読む媒体での本文フォントとして最適です。特に学術的な文書や公式文書など、信頼性や格式を重視する場面でその真価を発揮します。
ウェブサイトのヘッダーや見出し、記事本文など、オンラインでの読み物に適しています。特に情報量が多いサイトや、長時間閲覧されるコンテンツに向いています。
デジタル庁のデザインシステムでも採用されているように、信頼性と現代性を両立させたいブランドやプロジェクトのアイデンティティ要素としても有効です。特に伝統と革新を表現したいシーンで選ばれています。
Googleでは「Noto Serif JP」、Adobeでは「源ノ明朝」の名称で同一フォントが提供されています。機能や収録文字に違いはなく、提供元によって名称が異なるだけです。
ウェブサイトなどで使用する場合、完全版は容量が大きいため、必要な文字だけを含んだサブセット版(Noto Serif CJK JP min)の利用も選択肢として考えられます。これにより読み込み速度の向上が期待できます。
Noto Sans JPなどのNotoファミリーの他のフォントと組み合わせることで、統一感のあるデザインを実現できます。特にNoto Sans JPと組み合わせると、見出しと本文の区別を明確にしつつ調和のとれたデザインが可能です。