項目 | 内容 |
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CMS種別 | ヘッドレスCMS |
エディタ形式 | WYSIWYG, Markdown, リッチテキスト |
価格帯 | 無料 |
データベース | PostgreSQL |
開発言語 | JavaScript |
API対応 | REST API, GraphQL |
対象規模 | エンタープライズ |
フリーミアムプラン有無 | あり |
ホスティング形式 | ハイブリッド |
カスタムフィールド対応 | あり |
学習コスト | 中 |
多言語対応 | あり |
プラグイン・拡張機能対応 | あり |
認証方式 | OAuth, JWT |
権限・ロール管理機能 | あり |
メディア管理機能 | あり |
モバイル対応 | あり |
項目 | 内容 |
---|---|
種類 | オープンソースのヘッドレスCMS |
開発言語 | JavaScript/TypeScript |
最新バージョン | Strapi 5(2024年9月リリース) |
APIサポート | REST API、GraphQL |
データベース対応 | PostgreSQL、MySQL、MariaDB、SQLite |
ライセンス | MIT(オープンソース) |
クラウドサービス | Strapi Cloud(有料/無料プラン) |
Strapiは開発者向けに設計された高度にカスタマイズ可能なヘッドレスCMSです。コンテンツ管理と配信を分離するヘッドレスアーキテクチャを採用しており、APIを通じてあらゆるデバイスやプラットフォームにコンテンツを配信できます。
Strapiは100%JavaScript/TypeScriptで構築されており、Node.jsをベースとしています。APIルート、プラグイン、管理パネルなど、すべての要素をカスタマイズ可能で、開発者が完全にコントロールできる柔軟な環境を提供します。Strapi 5からはTypeScriptのサポートが強化され、型安全性が向上しています。
管理パネルは完全にカスタマイズ可能で、コンテンツタイプビルダーを使用して独自のコンテンツ構造を定義できます。Strapi 5では「Draft & Publish」機能が刷新され、コンテンツの下書きと公開バージョンを別々に管理できるようになりました。また、「Content History」機能によってコンテンツの変更履歴を追跡し、以前のバージョンに復元することも可能です。
Viteバンドラー採用によりビルド速度が向上し、新しいDocument Service APIによってデータ処理が効率化されています。APIレスポンス形式も簡素化され、以前のバージョンで必要だった「data.attributes」構造が不要になり、よりクリーンなデータ形式になりました。
Strapiはさまざまな用途に適したヘッドレスCMSとして活用できます。
フロントエンドに依存せず、ReactやVue、Next.js、Gatsbyなど、どのようなフレームワークとも組み合わせられます。Strapiがコンテンツを提供し、フロントエンドがそのデータを消費する形で、モダンでパフォーマンスに優れたWebサイトやアプリケーションを構築できます。
一度作成したコンテンツをWebサイト、モバイルアプリ、IoTデバイスなど、複数のプラットフォームに配信できます。APIを通じて統一されたコンテンツを提供することで、一貫したブランド体験を実現しながら、各プラットフォームに最適化した表示が可能です。
ロールベースのアクセスコントロール、多言語対応、コンテンツワークフローなど、企業規模のコンテンツ管理に必要な機能を備えています。Strapi EnterpriseまたはStrapi Cloudを利用することで、SSOやAudit Logs、Review Workflowsなどの高度な機能も利用可能です。
2025年5月のStrapiConf 2025で発表された新機能には、コンテンツのリアルタイムプレビュー機能「Live Preview」や、AIを活用したコンテンツモデル作成支援機能「Strapi AI Content-Type Builder」、Shopify・BigCommerce・Cloudinaryとの連携機能などがあります。これらの機能により、コンテンツ作成から公開までのワークフローがさらに効率化されています。
Strapiは活発なオープンソースコミュニティに支えられており、GitHub上で6万5千以上のスター数、550万以上のNPMダウンロード数、2万2千以上のDiscordコミュニティメンバーを持っています。コミュニティによる継続的な改善と拡張が行われているため、常に進化し続けるCMSプラットフォームとなっています。
Strapi Cloudサービスを利用することで、インフラ構築や管理の複雑さを排除し、簡単にStrapiプロジェクトをホスティングできます。2025年からは無料プランも提供されており、プロトタイプや小規模サイトの構築に適しています。プロジェクトの成長に合わせて、有料プランへのアップグレードも可能です。