microCMSの基本情報と特徴
microCMSはAPIベースの日本製ヘッドレスCMSです。2019年にリリースされ、9,000社以上の企業に導入されている実績を持っています。管理画面で入稿したデータをAPIから直接取得する仕組みにより、フロントエンドとバックエンドを分離し、様々なプラットフォームへのコンテンツ配信を可能にします。
主要な特徴
日本語完全対応の使いやすい管理画面
microCMSは日本で開発されたCMSであり、UIやドキュメント、サポートなどが全て日本語で提供されています。シンプルで直感的な管理画面設計により、エンジニアでなくても簡単にコンテンツの作成・編集が可能です。
APIベースの柔軟なコンテンツ管理
REST APIを採用しており、開発者が好むさまざまなフロントエンド技術との組み合わせが可能です。また、多様なSDKが提供されており、JavaScript、PHP、Go、Ruby、Swift、Kotlinなど様々な言語での開発をサポートしています。
imgixによる高度な画像編集機能
米国imgix社と国内初のパートナー契約を締結し、URLパラメータの追加だけで画像のリサイズやフォーマット変換などが行える高度な画像編集機能を提供しています。これにより画像の品質とレスポンスを両立したウェブサイト構築が可能です。
高いセキュリティ水準
情報セキュリティマネジメントシステムに関する国際標準規格「ISO 27001(ISMS)」認証を取得し、大手企業や金融機関でも導入できる高いセキュリティ水準を維持しています。WAFの全プラン標準導入、2要素認証機能、IPアドレス制限など多層的なセキュリティ対策を実装しています。
具体的な機能
コンテンツ管理機能
- リッチテキストエディタ:Word感覚で簡単に文書装飾が可能
- カスタムフィールド:任意のフィールドを組み合わせて独自のデータ構造を作成可能
- 繰り返しフィールド:同じ構造の項目を複数登録できる機能
運用機能
- 予約公開:指定した時間に自動的にコンテンツを公開
- 編集履歴管理:コンテンツの変更履歴を管理
- 権限管理:メンバーごとにアクセスできるコンテンツや機能を制限
- 複数環境機能:開発環境と本番環境など複数の環境を区別して管理
テクニカル機能
- REST API対応:データ取得や操作のためのAPI提供
- 各種SDK:JavaScript、PHP、Go、Ruby、Swift、Kotlinなど多言語対応
- imgix画像API:画像のリサイズやフォーマット変換などがURLパラメータで可能
セキュリティ対策
microCMSでは以下のようなセキュリティ対策を実施しています:
- WAF(Web Application Firewall):全プランに標準導入され、不正な攻撃からシステムを保護
- 2要素認証:アカウント保護のためのセキュリティ強化機能(Advancedプラン以上で必須化可能)
- データの暗号化:保存データの暗号化によるセキュリティ保護
- IPアドレス制限:特定のIPアドレスからのみアクセスを許可する機能
- 監査ログ:サービス内の操作履歴を記録(上位プランで利用可能)
料金プラン(2025年5月現在)
microCMSには以下の料金プランが用意されています:
- Hobbyプラン:無料
- API数:5個まで
- メンバー数:1名
- データ転送量:20GB/月
- Teamプラン:4,900円/月(税抜)
- API数:10個(追加可能)
- メンバー数:3名(追加可能)
- データ転送量:200GB/月
- Businessプラン:63,000円/月(税抜)※2025年6月10日より75,000円
- API数:30個(追加可能)
- メンバー数:20名
- データ転送量:1TB/月
- 権限管理機能あり
- Advancedプラン:150,000円/月(税抜)※2025年6月10日より180,000円
- API数:50個
- メンバー数:50名
- データ転送量:1TB/月
- 2要素認証の必須化、監査ログなどセキュリティ強化機能あり
- Enterpriseプラン:要お見積り
利用シーン
コーポレートサイト運用
企業の公式サイトなど、複数の部署やチームがコンテンツを更新する必要があるケースに適しています。権限管理機能を使って、部署ごとに編集できる範囲を限定することができます。
メディアサイト・ブログ運用
記事コンテンツを多数扱うメディアサイトやブログに最適です。リッチエディタを活用した記事作成と、APIを通じた柔軟な表示が可能です。imgixによる画像最適化機能で、表示速度とユーザー体験を向上できます。
ECサイトのコンテンツ管理
商品情報やカテゴリー、キャンペーン情報などの管理に活用できます。カスタムフィールドを使って複雑な商品データ構造を定義し、APIを通じてECサイトに表示することが可能です。
補足情報
価格改定について
2025年6月10日より料金プランの価格改定が予定されており、BusinessプランとAdvancedプランの価格が上昇します。また、一部の旧プランは現行プランへの統合が行われる予定です。
柔軟な開発環境
microCMSはAPIベースであるため、Next.js、Nuxt.js、Gatsby、React、Vueなど様々なフロントエンド技術と組み合わせて利用できます。また、AWS、Vercelなど様々なホスティングサービスとの連携も容易です。