項目 | 内容 |
---|---|
CMS種別 | ヘッドレスCMS |
エディタ形式 | リッチテキスト, Markdown |
価格帯 | 無料 |
API対応 | REST API, Webhook |
フォーム作成機能 | あり |
フリーミアムプラン有無 | あり |
ホスティング形式 | SaaS |
SEO機能 | あり |
カスタムフィールド対応 | あり |
テーマ・テンプレート対応 | あり |
バックアップ機能 | あり |
学習コスト | 低 |
認証方式 | OAuth, 独自認証 |
権限・ロール管理機能 | あり |
メディア管理機能 | あり |
Newtは「WordPressの次を担うサービスを作る」をミッションに掲げる日本製のヘッドレスCMSです。2022年3月にリリースされ、APIベースでコンテンツ管理を行う新世代のコンテンツ管理システムとして注目を集めています。従来のヘッドレスCMSの弱点であった「開発者が必要」という技術的ハードルを解消し、技術や経験が豊富なエンジニアが不足している場合でもノーコードでコンテンツ管理を始められる特徴があります。
Newtは2025年5月20日に想定していた軌道に乗らなかったことを理由に2026年11月24日までにサービス終了する旨を告知した。
Newtは「App」と呼ばれるユニットで快適にコンテンツを管理できるのが特徴です。1つのスペース(プロジェクト)に複数のAppを作成でき、Webサイトごと、プロジェクトごとなど、メンバーが異なる複数のチームでコンテンツが管理しやすいように整理できます。WordPressでいうカスタム投稿タイプのような単位であり、必要に応じて簡単に追加と削除が可能です。
Newtは主に2種類のAPIを提供しています:
Newt API:CDNを経由せず最新のデータを取得するAPI。公開したコンテンツだけでなく、下書きに保存しているコンテンツも取得可能です。プレビュー用として活用できます。
Newt CDN API:CDNを経由してキャッシュされたデータを取得するAPI。処理速度が速く、オリジンサーバーへの負荷を軽減し、Webサイトを安全に運営できます。ただし、公開したコンテンツしか取得できません。
Newtではよく使用されるサイトのテンプレートが用意されています。Appをテンプレートから作成し、フロント側のコードをGitHubからクローンするだけで、すぐに使用できる環境が整います。テンプレートは、ブログやランディングページなど様々な種類が用意されており、フロントエンドのコードはNext.jsやNuxt.jsなど複数のフレームワークに対応しています。
Newtは管理ビューの選択(ギャラリー、テーブル、リスト)、カスタマイズ可能な権限管理、コンテンツのバージョン管理と復元、予約投稿機能などの充実した管理機能を提供しています。またコンテンツの国際化機能も備えており、多言語サイトの管理にも対応しています。
プラン | 料金 | メンバー数 | モデル数 | 主な特徴 |
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Free | 無料 | 1名 | 10個 | 月間最大100万リクエストと100GBのデータ転送(超過時は停止)、Appテンプレートとスターターを利用したクイックスタート |
Small | 3,980円/月 | 3名(最大30名) | 10個(追加可能) | 超過時に停止することのない利用量に応じた課金、チャットサポート |
Professional | 49,800円/月 | 10名(最大100名) | 30個(追加可能) | カスタマイズ可能な権限管理、コンテンツのバージョン管理と復元、基本的なセキュリティ機能 |
Enterprise | 298,000円/月〜 | 50名以上 | 75個以上 | メンバー・ロールの追加上限なし、監査ログ・シングルサインオンなどの高度なセキュリティ機能、プレミアム技術サポート |
テンプレートとスターターを活用することで、デザイン性の高いコーポレートサイトやランディングページを短期間で構築できます。管理画面が直感的で使いやすいため、マーケティング担当者やディレクターなどエンジニアでないスタッフでも更新作業がスムーズに行えます。
リッチテキストエディタやマークダウンエディタが用意されており、コンテンツ制作に集中できる環境が整っています。予約投稿機能やタグ管理、バージョン管理などの機能により、複数人でのコンテンツ管理がしやすいのが特徴です。
1つのスペースに複数のAppを作成できるため、複数のWebサイトやプロジェクトを一元管理できます。コンテンツの国際化機能を活用することで、多言語サイトの運営も効率的に行えます。
Newtは「Creating the Next WordPress」をコンセプトに掲げていますが、WordPressとは異なりフロントエンドとバックエンドが分離しています。これにより、フロントエンドの技術選択の自由度が高く、セキュリティリスクの低減やサイトの高速化が実現しやすいという利点があります。