Bubbleとは
Bubbleは、プログラミングコードを書かずにドラッグ&ドロップの直感的な操作でWebアプリケーションを開発できるノーコードプラットフォームです。2021年に誕生したBubbleは、現在では300万人以上のユーザーを持ち、世界的に最も人気のあるノーコード開発ツールの一つとなっています。
主な特徴
直感的な操作性
Bubbleの最大の特徴は、ドラッグ&ドロップによる直感的な操作でアプリ開発が可能な点です。プログラミング知識がなくても、視覚的なインターフェースを使って複雑な機能を持つWebアプリを開発できます。エディタ上で要素を配置し、それらの挙動やデータの流れを設定することができます。
高いカスタマイズ性
Bubbleは他のノーコードツールと比較して、特に高いカスタマイズ性を持っています。アプリのデザインや機能を細かく調整でき、独自の要件に合わせた柔軟な開発が可能です。
データベース機能
Bubbleは独自のデータベースシステムを内蔵しており、複雑なデータ構造の構築・管理が可能です。データの保存、検索、更新などの操作を簡単に実装できます。
API連携
外部サービスとの連携が容易で、様々なAPIを活用したアプリ開発が可能です。LINE、Googleカレンダー、決済サービスなど、多くの外部サービスと連携できます。
コミュニティとプラグイン
豊富なプラグイン(1000種以上)とテンプレート(400種以上)が存在し、機能拡張が容易です。大規模なコミュニティがあり、情報交換やサポートが活発に行われています。
2025年の新機能
AI機能の追加
2024年6月にBubbleにAI機能が追加され、デザインを自動で制作できるようになりました。これにより、さらに効率的なアプリ開発が可能になっています。
ネイティブアプリ開発機能
2024年10月から順次、ネイティブアプリの開発・プレビュー・デプロイ・ストア公開ができる「Native mobile app editor」が招待制のβ版として利用可能になっています。2025年上期には正式に公開される予定で、これによりBubbleでiOSやAndroid向けのネイティブアプリ開発が強化されます。
Bubbleで開発できるもの
Bubbleは特にWebアプリケーション開発に強みを持ちますが、以下のようなさまざまな種類のプロダクトを開発できます:
- Webアプリケーション
- ビジネスシステム・業務システム
- CRMシステム
- マッチングサービス
- 予約システム
- ECサイト
- コミュニティサイト
- ポータルサイト
- ダッシュボード
料金プラン(2025年最新)
Bubbleには以下の料金プランがあります:
Freeプラン
- 無料で利用可能
- テスト開発のみ(本番環境でのリリース不可)
- データベースや機能に制限あり
Starterプラン
- 月額料金制
- アプリのリリースが可能
- API連携が可能
- 独自ドメインの使用が可能
Growthプラン
- Starterプランの機能に加え、追加の機能やリソースを提供
- 複数人での共同開発に適している
Teamプラン
- ビジネス向けの高度な機能を提供
- より大規模なアプリ開発に適している
料金体系はワークロードユニット(サーバー負荷量)によって異なり、各プランによって含まれるワークロードユニット数が異なります。2023年5月1日に料金プランが変更され、2024年10月1日以降は全てのアプリが新しい料金プランに移行されています。
メリット
開発コストと時間の削減
ノーコード開発により、従来のプログラミング開発と比較して開発コストを大幅に削減できます。また、迅速な開発が可能で、MVPの構築やプロトタイプ作成に最適です。
エンジニア不要
プログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で開発できるため、非エンジニアでもアプリ開発に取り組むことができます。
高いカスタマイズ性
他のノーコードツールに比べて自由度が高く、複雑な機能も実装可能です。デザインの自由度も高いため、独自性のあるアプリを開発できます。
豊富なプラグインとAPI連携
1000種類以上のプラグインと400種類以上のテンプレートが利用可能で、外部APIとの連携も簡単に行えます。
デメリット
日本語非対応
Bubbleは開発環境やサポートページが英語のみで、日本語に対応していません。英語に自信がない場合は、翻訳ツールの併用が必要です。
学習コスト
直感的な操作が可能とはいえ、高度な機能を使いこなすには一定の学習期間が必要です。特に複雑なアプリ開発には、半年〜1年程度の学習期間が必要とされています。
プラットフォーム依存
Bubbleのプラットフォームに依存するため、サービス終了や料金値上げのリスクがあります。また、他のプラットフォームやカスタムコードへの移行が困難な場合があります。
パフォーマンスの制限
高速処理や複雑なロジックが必要なアプリケーションには不向きな場合があります。大規模なデータ処理やゲーム開発には適していません。
開発事例
Bubbleを使った代表的な開発事例には以下のようなものがあります:
- あいホームバーチャル展示場:オンライン上で物件を内見できるサービス
- LIBRIS:全国の本屋・ブックカフェを検索できる店舗検索アプリ
- Beelango:言語学習用のeラーニングサービス(ユーザー数10万人以上)
- CircleHome:10か国以上に展開し、6万人以上のユーザーを持つサービス
- Qoins:借金返済管理アプリ
補足情報
Bubbleのセキュリティ
Bubbleはセキュリティ面でも信頼性の高いプラットフォームです。公式が公開している情報によると、セキュリティ対策は万全で、実際の開発事例でもセキュリティに関するトラブルは報告されていません。
開発者の需要
Bubbleは世間一般にはまだ十分に知られていないため、Bubble開発者の需要が高まっています。スキルを習得することで、開発者として活躍の場が広がる可能性があります。