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M PLUS 1pの詳細
項目 | 内容 |
---|---|
フォント名 | M PLUS 1p |
種類 | ゴシック体 |
デザイナー | 森下浩司(Coji Morishita) |
ウェイト数 | 7種類(Thin、Light、Regular、Medium、Bold、Heavy、Black) |
収録文字 | 漢字(JIS第1水準、一部JIS第2水準)、ひらがな、カタカナ、アルファベット、数字 |
ライセンス | SIL Open Font License 1.1(商用利用可能) |
対応OS | Windows、macOS |
フォント形式 | TrueType |
入手先 | Google Fonts、Adobe Fonts、M+ FONTS公式サイト |
特徴・ポイント
M PLUS 1pは、直線的なデザインと丸みを帯びた仮名(ひらがな・カタカナ)が特徴的な、非常に汎用性の高い日本語ゴシック体フォントです。横線がほぼ真横に引かれており、文字同士の間隔も適度に保たれ、デザイン性と可読性を両立しています。
豊富なウェイトバリエーション
M PLUS 1pは7種類のウェイト(Thin、Light、Regular、Medium、Bold、Heavy、Black)を備えており、様々なデザインニーズに対応できます。特に細いウェイトから極太のウェイトまでが揃っていることで、同じフォントファミリーでありながら異なる印象を与えられる点が魅力です。
プロポーショナルな欧文と全角固定幅の和文
M PLUS 1pの「1p」の「p」はプロポーショナル(proportional)を意味し、欧文(アルファベットや数字)がプロポーショナルフォントとして設計されています。これにより欧文の読みやすさが向上し、和文と欧文が混在する文章でも美しく組版できます。和文は全角固定幅で設計されています。
明確な字形と読みやすさ
濁点や半濁点が大きく、「6」「8」「9」などの数字も区別しやすいデザインとなっており、小さなサイズでも高い可読性を維持しています。また、クセが少なく新ゴシックに近い印象でありながら、ふところが広くゆとりのあるデザインで親しみやすい印象を与えます。
利用シーン
M PLUS 1pは汎用性が高く、様々な場面で活用できるフォントです。特に向いている利用シーンをご紹介します。
Webサイト制作
Google Fontsで提供されているため、Webフォントとして手軽に導入できます。7種類のウェイトを使い分けることで、見出しから本文まで一貫したデザインを実現できます。特にデザイン性と可読性のバランスが良いため、コーポレートサイトから個人ブログまで幅広く活用できます。
デジタルコンテンツ
丸みを帯びたかな文字がポップな印象を与えるため、特にエンターテイメント系のコンテンツ(ゲーム、アニメ関連のサイトなど)との相性が良いとされています。また、直線的なデザインで現代的な印象も併せ持つため、幅広いジャンルのデジタルコンテンツに適しています。
印刷物
商用利用可能なライセンスで提供されているため、ポスターやチラシ、名刺など様々な印刷物にも利用できます。特に複数のウェイトが揃っていることで、見出しから本文、キャプションまで一貫したデザインでありながら、メリハリのあるレイアウトが可能です。
補足情報
バリアブルフォントの提供
M PLUS 1pの派生版として、ウェイト(文字の太さ)を自由にコントロールできるバリアブルフォント「M PLUS 1」がGoogle Fontsから提供されています。より細かい太さの調整が必要な場合は、こちらの使用も検討すると良いでしょう。
Windowsでの表示対策
Windowsで小さいサイズ(特に18px以下)でM PLUS 1pを使用すると、文字のつぶれやジャギが発生することがあります。この問題は、CSSで「transform:rotate(0.05deg);」を設定することで改善できることが知られています。わずかな回転で視覚的な違和感はほとんどなく、文字の表示品質が向上します。
関連フォント
M PLUS 1pと同じファミリーとして、丸ゴシック体の「M PLUS Rounded 1c」も提供されています。よりソフトで親しみやすい印象が必要な場合は、こちらの使用も検討すると良いでしょう。